今週のお題「カバンの中身」
カバンの中身を書くなんて、恥部を見せるようなものではないか?
ドラえもんの四次元ポケットのように必要に応じたものが出てくるカバンに憧れるが、中身を知ってしまうと少し興ざめしてしまうと思う。
知らないままの方が良く見えることもあるのだ。
そして、こんな前振りを読んでいる時点で興ざめしているであろうところに、私は嬉々として恥部を見せる、完璧な流れだ。
私は必ずボディミストをカバンに忍ばせている。
誰かにすれ違う時に「良い匂いだった」と思われたい。そんな見栄のために忍ばせる。
たまにつけすぎる時もあるが、そういった時は「ごめん、フェロモンが抑えられなくて」と思う。
たいした内容でもない恥部をしり目にぬるっと終わる、これもまた完璧な流れだ。
カバンだけにたいした中身が入っていなかった、そういう話でした。